枯れない苔テラリウム

デスクに置いた瞬間「あ、これ欲しかったやつだ」って思った話
正直に言いますね。
開発の打ち合わせで初めてサンプルを見たとき、「え、これ本物の苔?」って二度見しました。だって、ガラス…じゃなくてプラスチックのキューブの中で、苔がめちゃくちゃ綺麗なまま収まってるんですよ。しかも水やり不要で、枯れない。
苔テラリウムって、ちょっと前から気になってたんです。でも「水やりのタイミングがわからない」「カビが生えそう」「虫が湧いたらどうしよう」…こういう心配があって、なかなか手が出せなかった。同じ気持ちの方、けっこういるんじゃないでしょうか。
で、このMOSSCUBE Preserved(モスキューブ プリザーブド)は、そういう「植物を育てるのが苦手な人」にこそ使ってほしい商品なんです。
そもそも「プリザーブド苔」って何?
プリザーブドフラワーって聞いたことありますよね。生花を特殊な溶液で保存加工して、水やりなしで長期間楽しめるようにしたもの。MOSSCUBE Preservedは、その苔バージョンです。
つまり、本物の苔なんです。造花じゃない。
日本国内で栽培された苔を、プリザーブド加工して色と質感をそのまま閉じ込めています。だから触ると(キューブを開ければ触れます)ちゃんと苔の感触がする。でも生きてないから、水も光も必要ない。
ここだけの話、最初は「本当に大丈夫?」って疑ってました。でも自分のデスクに置いて半年。色褪せも、カビも、変な匂いもゼロです。
65mm角の中に詰まった4つのこだわり
この商品、見た目はシンプルなんですけど、実は細かいところまでかなり考えられてます。開発に関わった立場から、ちょっと裏話も含めてお伝えしますね。
【1】国産の苔だけを使用
安い海外産の苔もあるんですよ、正直。でもうちは日本国内で栽培された苔にこだわりました。なぜかというと、苔って種類によって全然質感が違うんです。日本の苔は繊細で、あの「しっとり感」がある。ここは譲れなかったポイントですね。
ちなみに一つひとつ手作りなので、微妙に形や色合いが違います。工業製品じゃなくて、自然素材を扱っている証拠だと思ってください。
【2】紫外線99.8%カットのケース
プリザーブド加工した苔の天敵は紫外線。日光に当たり続けると、どうしても色褪せてきます。
そこで採用したのがミノルキューブ®UV。これ、うちの自社製品なんですけど、紫外線を99.8%カットします。窓際に置いても大丈夫。実際、社内のショールームで南向きの窓際に半年以上置いてるサンプルがあるんですが、ほとんど変色してません。
【3】密閉性が高いから掃除いらず
ホコリ、湿気、虫。苔テラリウムの三大敵です。
ミノルキューブの特徴は、コの字型のパーツ2つを組み合わせる構造。45度エッジがぴったり噛み合って、かなりの密閉性を実現してます。だからホコリが入り込まない。湿気も防げる。虫も入らない。
「でも開けられるの?」って思いますよね。開けられます。スライドするだけなので、お手持ちのフィギュアを入れてアレンジするのも自由自在です。
【4】65mm角のコンパクトサイズ
手のひらに収まるサイズ感、これ大事でした。
デスクって、けっこうモノが溢れがちじゃないですか。大きなグリーンは置けない。でも何か癒やしが欲しい。MOSSCUBE Preservedは65mm角。コースターより少し大きいくらい。キーボードの横、モニターの下、本棚の隙間。どこにでも収まります。
2025年大阪・関西万博で先行発売しました
MOSSCUBE Preservedは、2025年5月6日に大阪・関西万博で先行発売しました。
万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にちなんで、日本の自然と技術の融合を表現したかったんです。苔庭って、日本の伝統的な美意識の象徴じゃないですか。それを現代のテクノロジーで「手間なく楽しめる」形にしたのがMOSSCUBE Preserved。
万博会場では、ワークショップも開催しました。自分だけのオリジナル苔キューブを作る体験、これがけっこう好評で。子どもからお年寄りまで、真剣に苔を選んでる姿が印象的でしたね。
こんな人におすすめです
半年使ってみて、「これは向いてる人と向いてない人がいるな」と感じてます。正直にお伝えしますね。
向いてる人:
植物を育てるのが苦手。でも緑は欲しい。そんな方にはドンピシャです。あと、仕事中にふと目に入る「癒やしスポット」が欲しい人。リモートワークでずっと同じ景色見てると、ちょっとした緑があるだけで気持ちが違いますから。
ギフトにもアリ:
誕生日、新築祝い、開店祝い。「観葉植物贈りたいけど、相手が育てられるかわからない」って悩み、ありますよね。MOSSCUBE Preservedなら水やり不要なので、その心配がない。しかも見た目もお洒落。
海外へのお土産に:
意外と知られてないんですが、プリザーブド加工した苔は植物検疫証明書なしで持ち出せる国が多いんです。韓国、香港、シンガポール、EU、英国、米国(本土)、カナダ、チリなど。日本土産として海外の方に贈るのもおすすめです。
※注意:その他の国については、各国が定める植物防疫関連法規でプリザーブドフラワーの取り扱いをご確認ください。
正直、デメリットもあります
良いことばかり書いても信用されないので、気になる点も正直に。
まず、「生きてる苔が育つ様子を楽しみたい」という方には向きません。MOSSCUBE Preservedはプリザーブド加工なので、成長も変化もしません。その代わり手間もかからない。ここはトレードオフですね。
あと、価格は税抜3,600円。「65mmの苔に3,600円?」と思う方もいるかもしれません。でもこれ、国産苔の選定から、プリザーブド加工、手作業での組み立て、UVカットケースまで含めての価格なんです。同等品質の苔テラリウムを自作しようとすると、材料費だけでこのくらいかかります。しかも自作だとカビのリスクがある。
個人的には「3,600円で半永久的に緑を楽しめる」と考えると、コスパは悪くないと思ってます。
商品スペック
| 商品名 | MOSSCUBE Preserved(モスキューブ プリザーブド) |
|---|---|
| バリエーション | MCP-001(苔庭の小径)/ MCP-002(苔庭のお社) |
| サイズ | 外寸 65×65×65mm |
| 希望小売価格 | 3,600円(税抜)/ 3,960円(税込) |
| 素材 | 国産プリザーブド苔、ミノルキューブ®UV |
| お手入れ | 不要(水やり・日光・掃除いずれも不要) |
| 製造 | 日本国内 |
※自然素材を使用しているため、商品により形・色合いに個体差があります。
※直射日光や高温多湿を避けていただくと、より長くお楽しみいただけます。
忙しい毎日を送るあなたへ。
デスクの片隅に、小さな日本庭園を。
MOSSCUBE Preserved

